自分の家のトイレの穴から悪魔が出てきたから閉じに行くことにした
雨のモノカキ
第一章 お前らがいるとトイレができねえ!
1
「マジかよ……」
朝七時の快便タイムは、突然出現した謎の穴のせいで中断された。
その穴の中から、絵本とか小説とか漫画とかアニメとか映画とかに出てきそうな、俗に言う『悪魔』が顔を出してきた。
俺はとりあえず一発ぶん殴り、穴から追い出した。
問題は、それから何度も悪魔の奴らが出てくるようになってしまったことだ。
これでは、俺は、快便タイムが、出来なくなってしまう。
俺は考えた。
「……よし!」
閉じそうにないなら、閉じに行けばいい。
当たり前のことだった。
だが、その道は案外困難かもしれない。
悪魔の連中と殴り合うもしくは殺しあうことになるだろう。
俺は準備を入念に重ね、悪魔を殴り、気合を貯めていった。
そして、悪魔が出てくるようになってから一週間後。
俺は穴の中へと入っていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます