ぱりる

ぱりん、る

硝子を割ってから足で踏む

じゃり

と音がして下を見た

靴の上だから怪我はしない

じゃりじゃり

歩くたびに音がする

音がしたら見つかっちゃう

だれに

だれだろう

怖い何かに見つかる

でも

ぱりん、る

何度も割った

踏んだ

歩いた

気づかれた

戦った


息切れをしても

後悔をしても

歩みを止めない

今日も硝子を割る

踏む

戦う

今日も怖いゾンビ《にんげん》共と戦うのだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る