39話
健二はクマのぬいぐるみを片手に持ってザルクと一緒に、ダンジョンを出てきた。
「え!?」
美奈さんは浅沼ではなく健二が戻ってきた驚きの声を思わず出してしまった。
それはそうだろう、戻ってくるっと信じていた浅沼が戻って来こず、戻ってきたのが健二だったのだから......
「勝者は健二くん、条件にの取って美奈は浅沼くんと別れ、健二くんと付き合うとと、いいな美奈」
「はい....」
「よろしくお願いしますね、美奈さん美奈さん」
美奈さんのお父さんは娘が目に涙を浮かべているが、ツラツラと美奈に健二を別れろっと言った、美奈は言葉が詰まりながら『はい』っと答え、健二はニヤニヤした気持ち悪い顔で美奈の顔を見た。
「では、美奈さん結婚式はどこにしましょうか?」
「え、いきなりですか」
健二は美奈との結婚を急かした。
美奈は戸惑い、結婚を少しでも伸ばそうと言い訳をした。
「まだ、付き合ってもないのにいきなり結婚ですか早くないですか?」
「そうかもしれませんね。でも僕たちは許嫁として数回顔合わせで会いましたよね?」」
「ですが....数回ですよね....」
「僕は今すぐ結婚をしたかったんですけどね、仕方ないですね1ヶ月間付き合って結婚しましょう」
「分かりました....」
「結婚式場はお金に糸目を付けずに豪華にしますね」
「はい....」
美奈さんは全てを諦めた様子で返事をした。
が、勝敗が決まり浅沼が戻ってこないことに疑問を覚えた、美奈さんと美奈さんとお父さんがあらかじめ用意していた、冒険者たちをダンジョンの中に入れ捜索を開始した。
だが、24時間体制で捜索したが、浅沼は見つからなかった。
それもそうだ、健二が計画的に浅沼を深い深いそこに落としたのだから。
で、そこで現れたのが、浅沼を落とした犯人の健二が証言をした。
「あの、多分ですが浅沼さんは....死んだと思います」
「ど、どうゆうことなんですか!!健二さん」
死んだ《死んだ》っと聞き、それに一番反応したのが美奈さんだった。
「はい....信じたくは無かったのですが....実は浅沼さんの叫び声がしたんです、その近くに行ってみるとそこには大きな穴があり落ちたのではないかと思いました、これほど探してもいないのだったら....」
「嘘よ!!」
っと、言いながら美奈さんは穴の方に向かい降りようとしたが、近くにいた冒険者に止められダンジョンの外に出された。
これほど探しても見つからず、警察も動きダメだったので、深い穴に落ちたっと決めつけられ、捜査を打ち切りになり、不幸な事故として処理された。
これの事件は健二と健二のお母さんのお金の力によって闇に葬られた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます