第17話
「よし、クロ行くぞ」
「ビュ」
僕はいつもより緊張感を持って人型アンドロイドに冒険者カードとクロのカードを渡しダンジョンの中に入った。
ダンジョンはいつものように一階層にスライムが沸き、二回層にゴブリンがボーンが沸き、三階層はゾンビが沸き、四階層も同じでゴブリンやボーンやゾンビが出てくるが少し強くなっているらしい。
僕はダンジョンの一階層に湧くスライムを無視して突っ切り、二階層に向かった。
二階層、三階層はゴブリンやボーンなので五階層に行く道にいるゴブリンは心臓をひとつきで倒し、ボーンは骨なので素手で殴り倒し五階層に向かって走り出した。
四階層にでる、モンスターゾンビを倒すのには苦戦を強いられる。
ゾンビは足が遅く攻撃が噛み付くという単純な攻撃だが、ゾンビは腐っているので臭く近づけなく短剣で斬りつけることもできない。
「臭い....」
「ビュヴヴ....」
臭すぎて僕は鼻を摘み、クロは鼻をピクピクさせていた。
僕は勇気を出し、息を止めゾンビに斬りつけに行った、ゾンビは異常に斬撃、打撃に強く斬りつけても、斬りつけても討伐が出来なかった。
ゾンビに3回の斬撃を食らわせ僕は息が持たず、一旦後ろに下がり僕とクロは息を整えた。
「スーハー、スーハー」
「ビュウ〜ビュウ〜」
「よっし」
っと意気込み、もう一度ゾンビに斬撃を食らわしを5回繰り返し合計15回の斬撃をゾンビに食らわしようやく討伐が完了した。
ゾンビから出てきた魔石は、少し茶色く見た目が臭そうだった。
「クロこれ食べる?」
っと、僕はクロにゾンビの魔石をあげるとクロは一囓りした後、すぐに外に吐き出した。
「クロゾンビの魔石不味かった?」
「ビュウ」
クロは物凄い険しい顔になり、頷いた。
そんな戦い方をしながら、一時間なんとか五階層になんとか到着した。
五階層は、大きな古い木製の扉の奥にダンジョンのボスが居るがそれ以外はモンスターが湧かず扉の前は安全地帯である。
そんな安全地帯で僕は体力を回復をするため、壁に寄りかかり腰巾着にあるポーションを飲みながら休憩する事にした。
「ビュウウ?」
「これが何かって」
「ビュウ」
「ポーション」
「ビューウウ?」
「そうポーション、ポーションは傷や体力の回復してくれるドリンクだよ」
「ビュウ〜」
クロは成る程〜っと言う顔で僕を見てきた。
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