12月7日 幸せを告げる

今日は、彼女の亡き夫に

結婚の報告をしに来た。

もちろん彼女と一緒に――。


とてものどかで、海が一望できる

静かな所だった。


潮風が彼女の髪を拐っていこうとする。

まるで、彼女を祝福しているかのように、

僕の目には見えた。


祈るように墓前で手を合わせている彼女。

きっと沢山と話しているのだろう。


誕生日花:『カランコエ』

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