2月11日 甘い誘惑

「逸樹くん、食べる??」


君の手作り弁当を見つめていたら、

お弁当を差し出された。


「いいの?」

「うん。逸樹くんに食べてもらえたらなって思って作ってきたの……」


頬をほんのり赤くして、俯く君。

本当にどこまでかわいいのだ、この子は。

人前でなかったら、抱き締めていた。

理性を保つのに、必死だ。


誕生日花:『イベリス』

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