2月2日 黙っていても通じる私の心

帰り道、河原で何も言わず、横並びに座る。

何をするでもなく、2人で空を見上げた。

どれくらいの時間が経っただろうか。


茜音あかねちゃんはそのままでいいよ」


唐突に言われた言葉。

いつもと変わらない声。

何故だか、涙が溢れて止まらなくなった。

あなたには何でもお見通しなのね。


「桜空には敵わないなぁ」



誕生日花:『ムスカリ』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る