撈月の水晶～伝説のビキニアーマー女戦士集団“撈月─ろうげつ─”集結せよ！

登場人物紹介

【水晶（すいしょう）】

　身長：152cm

　スリーサイズ：B：71 W：55 H：78

　特技：魚釣り、木登り、料理

　本作主人公の孤児の少女。崔霞村（さいかそん）の外れの森で１人魚や木の実を採って生活していた為、自然と１人で生きていく術（すべ）を身に付けている。茶髪のポニーテールで瞳は綺麗な水色。過去のトラウマから山賊を酷く恐れている。

　崔霞村で峨山賊（がざんぞく）に襲われていたところを、通りすがりの潘紅玉（はんこうぎょく）に助けられた事をきっかけに、撈月渠（ろうげつきょ）までの道案内をする事になる。臆病でどんくさいが家庭的でしっかり者なのでズボラな潘紅玉の旅路を大きく支える役目を担う。乗馬だけは苦手で１人では乗り降りが出来ない。

　撈月に入る事は否定していたが、潘紅玉達仲間の戦いを見ているうちに心が動いていく。

【潘紅玉（はんこうぎょく）】

　身長：162cm

　スリーサイズ：B：77 W：58 H：85

　特技：着火、消火

　武器：剣

　撈月（ろうげつ）に加入する為、撈月渠（ろうげつきょ）を目指すオレンジ色の髪の女で、剣術と体術を駆使して戦う“撈月甲（ろうげつこう）”というビキニアーマーを纏った戦士。撈月の戦士だった“橙火焔（とうかえん）・潘僑零（はんきょうれい）”の直系の子孫で“木火土金水（もっかどごんすい）“の“火の礎（いしずえ）”の力を持ち焔を操って戦う。

　戦闘に関してはかなり優秀な能力を持ってはいるが、私生活に関してはズボラで面倒くさがり。さらに重度の方向音痴で基本的に１人では目的地に辿り着けない。このせいで目的地の撈月渠に辿り着けず、まったく見当はずれの崔霞村に迷い込んだ事で水晶と出会う。

　また、物凄い少食かつ食に大した興味を持たないので一月以上木の実だけで生活出来る。

　義理堅い性格で、撈月渠への道案内をしてくれる水晶を全力で危険から身を守り、世話をしてくれる事への感謝を忘れない。

　撈月の誇りは人一倍遵守する。

【燐風（りんぷう）】

　身長：157cm

　スリーサイズ：B：74 W：56 H：78

　特技：長駆、パルクール

　武器：短刀

　相徳鎮（しょうとくちん）の飛脚屋の女。馬を使わず自らの脚のみで荷物を運ぶ。その身体能力は常人離れしており、壁や屋根の上も猫のように駆け回わる。中でも脚の速さは突出しており、馬を使わねば追い付けないほど。

　両親を亡くして行き倒れていたところを相徳鎮の飛脚屋の老亭主・楊譲（ようじょう）に拾われ育てられた事で楊譲を親のように慕っている。

　暗緑色のショートカットでボーイッシュ。気さくで人見知りせず、街で怪我をしていた見ず知らずの水晶を飛脚屋へ招いた。

【雷梅（らいめい）】

　身長：170cm

　スリーサイズ：B：90 W：60 H：88

　武器：三節棍

　相徳鎮と曼亭府（まんていふ）を繋ぐ千馬道（せんばどう）という街道で山賊狩りをしている撈月甲を纏った女。黒髪のポニーテール。気性が激しく口が悪い。残忍過ぎる性格で山賊であれば容赦なく三節棍で打ち殺し、死体の山を積み上げる。銀色の三節棍を使う事から「銀棍閃（ぎんこんせん）」と名乗る。

　残忍で凶暴な性格とは裏腹に、山賊のような悪者でない者に対しては、借りてきた猫のように大人しく人見知りしてしまいほとんど喋れなくなる。辛うじて話す言葉もオドオドしていて歳下の水晶に対しても敬語を使う程。

　血は繋がっていないが、費煉師（ひれんし）を姉と慕う。

【費煉師（ひれんし）】

　身長：163cm

　スリーサイズ：B：88 W：58 H：84

　武器：槍、棒、大刀、弓

　曼亭府（まんていふ）の牢獄に捕らえられている女。黒髪のロングヘア。

　かつて孤児院で雷梅（らいめい）と共に育ち、雷梅からは姉と慕われた。

　武術に強い興味を抱き、街の道場の稽古を見て、それを思い出しながら独学で武術を磨き、曼亭府の武官登用試験である“武挙”の一次試験に合格した。しかし、女の合格を良しとしない役人が費煉師を不正合格と因縁を付けて投獄した。

　武挙に通っただけの事はあり、その武術は潘紅玉（はんこうぎょく）や雷梅を上回る。

　どんな時でも冷静で余裕を持つ一方で、敵には少しも情けをかけない苛烈さを併せ持つ。

【朱燦莉（しゅさんり）】

　身長：166cm

　スリーサイズ：B：89 W：61 H：89

　武器：剣

　撈月甲（ろうげつこう）を纏った撈月の使者。撈月の頭目・賈南天（かなんてん）の招集を各地に散る撈月の子孫や有力者に伝える役目を持つ。

　とても冷静で上品な話し方をする大人の女性。その正体は、かつての撈月の戦士で“水の礎”の力を持つ朱燦姫（しゅさんき）の直系の子孫。その力は朱燦莉にも受け継がれている。

　潘紅玉（はんこうぎょく）に賈南天からの手紙を渡したのもこの女。言うなれば、撈月の人事担当。

【賈南天（かなんてん）】

　先代の撈月（ろうげつ）首領・賈美嬢（かびじょう）の子孫。撈月甲を纏った水色の瞳の美女。撈月を復活させる為、各地の有力者に朱燦莉を遣いに密書を送り撈月渠にて同志の到着を待つ。