第11話シャンソンの今昔
それまで長い年月を民謡の世界にどっぷりだった私は、真逆とも言えるシャンソンと出会ったことで、未知の世界と出くわしたので、その魅力を探るために、毎日のようにそのシャンソニエに通いつめたものだ。
ママさんは自分のシャンソニエにするために、自分なりのデザインを凝ってお店を開いて数年になると言う。
私より数年若いがシャンソンについてはそこそこ詳しいので、これから勉強を始める私にとっては最適任であった。
通い詰めて数ヶ月も経つと、歌い手やピアニストやライブに来るお客さん達と大勢の新たに出来た友人と、その当時のシャンソンについて情報を吸収できたのである。
ある時にママさんの方からこんな話が有った。
駅の反対側に、閉店しかかったグランドピアノが有る少し広いホールが有るんだけど、そこでこれまでの出演者やお客さんを読んでパーティーをやる企画はどうかしらと言う事だった。
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