幕間

作中に登場する人物の簡単な紹介 (1)

【レヴィン】

 元宮廷魔術師の15歳。見た目ショタ。

 孤児の出自ながら、預けられた施設では高度な教育を受けて何不自由なく育てられた。

 様々な魔術を使いこなす、数年に一人レベルの天才。そして、そこに子供のように自由な発想力が合わさることで、オンリーワンの存在へと成長する可能性を秘めている。

 ただし、身体はとことん貧弱。



【リンジー = エルウッド】

 宮廷魔術師の23歳。地味系の眼鏡美人。

 特殊な任務を請け負う魔術師の家系に生まれたが、父親の意向により本人は研究者の道に進んだ。

 かつては『精霊術』とも呼ばれていた自律制御魔術の達人。政治と色恋には疎い。



【ルロイ = ノーリッシュ】

 王国騎士の24歳。チャラい見た目の熱血硬派。

 代々続く有力な文官の家系の生まれだが、父親と本人の意向により騎士団に入った。

 剣術の腕前は王国屈指で、部隊指揮もなかなか優秀。太めの細マッチョ。



【エレノア = ノーリッシュ】

 ルロイの腹違いの妹で15歳。背はやや低めだが、端整な顔立ちで身体の各部も育っている。

 貴族令嬢の身の上ながら武人としての才を秘めており、密かに鍛錬を重ねていた。

 父母と長兄の前では猫を被っているが、実は苛烈な性格。愛称は『ノラ』。



【ローガン】

 元神官の42歳。髭面の巨漢。

 かつては巡回宣教師としてそこそこ真面目に活動していたが、教会が秘匿する神酒の製造法を知ってしまい追われる身となる。

 戦闘スタイルは脳筋そのものだが、人生経験豊富で悪知恵も働く。



【スタンレー = エクルストン】

 宮廷魔術師の27歳。かなりの美形だが、しばしば性格の悪さが顔に滲み出る。

 武名高き魔術師の家系に生まれたものの、本人は危険な戦場に出る事を望んでいない。

 リンジーの上役で、レヴィンの元上役。



【ギリアン = ボスフェルト】

 王国筆頭魔術師の58歳。容姿は不明。

 レヴィンの才を見出して王宮に招いた人物で、百年に一人のレベルの天才にして天災。

 軍団規模の敵を単身で撃破し得る、王国の英雄にして武力の象徴。



【???】

 エレノアの母で30歳。容姿は不明。

 ノーリッシュ伯爵領にて、娘とふたり静かに暮らしていた……が、ある日突然謎の勅命が下り、王宮へと召還されてしまった。



【???】

 王都の酒場に勤める老バーテンダー。腕も人当たりも良く、隠れたファンが多い。

 ……が、裏の顔はいわゆる情報屋。こちらの腕はさらに良く、その界隈では王都でもトップクラスの評価を受けている。

 当然、レヴィンの事も知っており、彼が酒場に訪れた際には機嫌良く酔わせて情報を搾り取ろうとした。

 ……が、ほとんど自分の性癖しか語らないので、やっぱり適当に相槌を打って酔い潰すことにした。

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