第1章・迷い込んだのは

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エ「おーい、起きて〜!!もしもーし!」


イチカ、めっちゃびっくりする


エ「あ、やっと起きた〜おそいよ」


イ「えっと…」


周りを見渡す。


イ「ここは…?」


エ「ここはロゼアーネだよ!」


イ「ろ、ろぜあーね…?さっきまで、家にいたのに……」


エ「ここは、生死の境界にある街!今日からキミはここで生活するよ!」


イ「生と死の境界…そんなものが…」


エ「あれ?キミ他の人間より落ち着いてるね〜すごい」


イ「…貴方は」


エ「オレはエルギア!この街で働く悪魔だよ!」


イ「悪魔…。人間に見えます、けど」


エ「はぁ?人間じゃないし!オレは悪魔!」


イ「ご、ごめんなさい」


エ「とりあえず、一通り説明はするからさ。

ここに来る人間は一人一人使命が与えられてるんだ!」


イ「使命、ですか」


エ「そう!現実へ戻るには、それを自力で見つけて達成しなきゃいけない。もちろんそれには期限があって、過ぎると殺されちゃうから気をつけてね〜」


イ「殺される…死ぬんですね」


エ「そうだよ…って!!なんでさっきからそんなに落ち着いてるの!!淡々としすぎてて怖いよ!?死ぬの怖くないわけ??」


イ「別に……特には」


エ「えぇ…ここ来るの初めてだよねぇ?」


イ「はい…初めてですね…」


エ「ま、まあ話が早くて助かるけどさぁ!」


イ「はぁ…」


エ「こっちの方がペース乱されるなんて予想外だよ〜…はぁ、後は管理人のとこにでも行って聞いてよ」


イ「管理人…」


エ「そ!管理人!管理人はキミと同じ人間だから怖がんないでね」


イ「はい……」


エ「じゃ、とりあえず!管理人…カンリくんのとこ行くよ!」


エ「あ、カンリ君なんだけどさ、ここに来る前の記憶がないんだよね〜。だからさ、優しくしてあげて」


イ「え、記憶がないって…」


二人はける

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