第3話【キレたら何をするか分からない性格】
美由はよく『変わった子』・『不思議ちゃん』と言われていましたが、一部からは『キレたら何をするか分からない性格』とも言われていました。
今回は、その時の話をします。
あれは小学6年生の時でした。朝の会の時、日直だった美由が急に「いい加減にしろ!」と言いながら、机を持ち上げ投げようとしたのです。
理由は『うるさかったから』。『朝の会は静かに行うもの』──「真面目な美由の固定観念だ」と言われればそうかもしれませんが、僕は“6年生にもなって、朝の会中に私語を続けるのもどうか”と思いました。
だからといって“机を投げようとするのも、いかがなものか”とは思いますが。
その出来事からは、美由の肩書きに、『変わった子』・『不思議ちゃん』に『キレたら何をするか分からない性格』が加わりました。
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