17
ゆっくりと下着がずり下がっていく中、先輩の瞳は一心に私の性器を見つめていた。
「っふ……これ、結構恥ずかしいですね。なんか、逆に笑えてきちゃいました。すみません、はしたなくて。まさか糸引いちゃうなんて思わなくて……恥ずかしいなあ、もう」
「あ、こっ、こっちこそ……っ!」
「……先輩、ちょっと見過ぎですよ? そんなに凝視しないでください」
「ご、ごご、ごめんなさいっ!」
「冗談です。でも、せっかく見たのになんの感想も無しですか? さっき教えてあげたこと、もう忘れちゃいました?」
「……な、なんか、私と違って、その、大人な感じだね」
先輩のはその体型通りの形状ということだろうか。
俄然、対面する日が楽しみになってきた。
「私の、これでもかわいい方なんですけれどね。すごい方はもっと凄いので。次は上もお願いします。ホック、ちゃんと外せますか? 私と正面から向き合った状態でですよ?」
「ば、ばば、バカにしてる!? そ、それくらいちゃんとできるよ?」
「それじゃあ、10秒以内に外せなかったら罰ゲームです」
「うっ……い、いいけどっ」
「ふふっ、さあ先輩もっと近づいて。私の胸に埋もれちゃってもいいですから。ちゃんと近づかないと先輩が不利ですからね」
「う、んっ」
「はい、スタートです。じゅーう、きゅーう」
先輩の両手が私の背中でわたわたと動き始めた。
見なくてもわかる。これは慣れていない手つきだ。
普段からスポーツブラなのだとしたらそれも当然なのだが、それにしても雑だ。
中学時代の性欲一直進な男子並みの雑さではなかろうか。
「さーん、にーい、いーち――」
「と、取れたっ!」
ポロリとブラのカップが外れ、先輩の無邪気に喜んだ顔が胸の谷間から現れた。
「……ぁっ」
「はい、おめでとうございます。さすが先輩ですね」
「……」
先輩の視線が乳房へと注がれる。
もしかしたら、他人の胸をここまで至近距離で見るのは初めてなのかもしれない。
「先輩?」
「あ、ご、ごめんっ……わ、私またっ」
「いいんですよ? 先輩の気の済むまで見ていただいて」
「……触ってもいい?」
「えっ!?」
「そ、そうだよねっ、だめだよね! へ、変なこと言ってごめん……っ!」
私からの誘導なしに、先輩からそういった行為をさせてほしいと口にするなんて思わなかった。
どうやら調教は順調のようだ。
このままどんどん素直になっていってもらおう。
「いえ、驚いてしまっただけです。いいですよ? 触っていただいて」
「ほ、ほんと?」
「はい。女の子同士で胸を触るなんてしょっちゅうですもん。私も体育のある日は大体着替えの途中で揉まれてしまって。まあ、お返しに揉み返すのですけれどね。先輩もやっぱりそうですか?」
「い、いや、私はそういうのは……」
「……もしかして、私が他の人に胸を触らせるのは嫌ですか?」
「そ、そんなことっ……」
「先輩、正直におっしゃってください。私は先輩が嫌なのであれば、他の方にはもう絶対触らせません。私の胸の所有権は先輩に差し上げます。いかがですか? その方がいいですか?」
「……いいの?」
後輩ちゃんには触らせる可能性があるが、バレなければいいだろう。
「はい、それじゃあこれから私の胸は先輩だけのものです。先輩だけが好きなだけ触れるんです。さあ、どうぞ触ってあげてください?」
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