FFKT2022 #3【∈Y∋とGEZAN】
お前、まじでこの組み合わせやっちまったな。とうとうやばいよ、どうしてくれんの?(何が?)。
というわけで、∈Y∋こと山塚アイ氏とロックバンド・GEZANについて(にわかなりに)淡々と話していきたいと思います。
まずはGEZAN。控えめに言って大好きなバンドです。まじでかっこいいよね。特にアルバム『Silence Will Speak』はあのSteve Albini氏をプロデューサーに起用した作品としても有名です。二曲目の「NO GOD(know?)」は死ぬほどドラムがかっこいい。というかドラムがカッコよすぎる。三曲目の「Boddy Odd」はライブでの定番曲となっており、毎回客演としてラッパーや他バンドのミュージシャンが何人も参加する仕組みとなっています。今回、同曲が行われるとしたら誰が参加するのか、こちらも凄く楽しみです。
GEZANのライブ映像という点で言うと、去年のFUJI ROCKにて生配信が行われており、そちらにて視聴したのですが、本当に「圧巻」の一言でした。Million Wish Collectiveというコーラス隊を従えたパフォーマンスには、液晶越しにとては言え、その会場を取り巻く大きなうねりを感じ取れるような迫力が有りました。
アルバム『狂(KULE)』も、これは本当に物凄いアルバムです。頭からケツまで一貫するトライバル・ダンスビートには、日本や世界の今後の混沌を予感させるような不穏で予言めいた詞、意思表示やそれに向けた宣言、パンキッシュで危うさと紙一重な破壊的エネルギー、そしてこれからに向けた強烈なメッセージ性などが宿っています。
毒気があり、ある意味ではカルト的な危険性もありますが、けれどそこに見えてくる、一種ナショナリズムとも違った日本らしさ、日本の原初の炎のようなもの。
音楽の持つエネルギーがそのままぶつかって来るような、生き物と対峙するかのようなヒリつく感じと高揚感が堪りません。
∈Y∋。
∈Y∋。
∈Y∋。
日本のスーパー問題児∈Y∋こと山塚アイ氏。BOREDOMSでの活躍、そしてハナタラシでの凶行。もはや語る必要もない、日本で一番手を付けられないウルトラクレイジー野郎ですが、山塚アイ氏も∈Y∋名義でFUJI ROCKのライブを行っています。こちらもYouTube上でライブ配信されていたましたが、言うまでもなくヤバかった。本当にカッコよすぎると笑けてくる、と言った人がいましたが、正しくそれ。光るパイロン(?)のようなものを振り回してひたすらノイズを撒き散らすという馬鹿げたパフォーマンスを、特に何の説明もなくやり切るあの姿勢。やっぱり只者じゃない。あれが見れるかと思うと、少し身震いします。
両者と言えば、去年、∈Y∋名義でGEZANのリミックスシングルが出されましたね。案の定、GEZANのゲのもない鬼ノイズリミックスとなっており、僕が知っている中でも、Apple Music上でもっと音量のデカい曲です。いやカッコよすぎる。
まじで楽しみすぎるぞこれ。
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