第431話 海軍さん 🚢



 太平洋戦争の諸悲劇を『積乱雲は見ていた』に連載した身でいまさらですが、彼の戦争は陸軍の暴走から始まったという認識、半分正解で半分間違っていたようです。


 司馬遼太郎さんの『この国のかたち』によると、すべては日露戦争で日本が勝ったことから始まったそうで、結果として(植民地を持たない国には必要ない)日本海軍が誕生し、その存在意義を保つために、日露戦争から5年後に韓国を併合し、やがて中国大陸侵略の足がかりとして満洲国を建国し、盧溝橋事件から日中戦争へと……。


 そうか、そうだったのかと大いに納得しながら、ちょっと待ってとも思いました。

 歴史が逆の場合、日本はどこかの国(とくにロシア)の植民地になっていたの?

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る