第337話 そのとき 🍃



 歴史小説には「むかしの人の考え方に共通項を見出す」という面白みがあります。


 たとえば、明智光秀が本能寺の変を引き起こしたとき備中(岡山)にいた秀吉は、この一大事への身の処し方しだいで、向後の身辺に危険が及ぶことを警戒したが、「そのときはそのときだ」と肚を決めた……そう司馬遼太郎さんは推測しています。


 たしかに、なまじ想像力を与えられたわたしたち人間は、まだ起こっていないことをあれこれ心配しがちですが、実際に起きてから考えればいいのですよねえ。(*'▽')


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 本年中は拙いサイトをご高覧賜りまして、まことにありがとうございました。

 みなさま、どうぞ佳いお歳をお迎えくださいませ。(#^.^#)


 


 


 

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