第196話 つた 🍁



 この時期、けっこう厄介なのが庭に伸び放題の蔦の処理で、放っておくとどこまでも這っていき、エアコンの外付け機に絡みついたり、家の壁を這い上がったり……。


 植物とは思えないほど強力な吸盤でピタッと壁に張りついて繁殖されてしまうと、渾身の力をこめないと引き剥がせず、仕事時代は事務所の壁の蔦と奮闘しました。


 何事も余白が大事、隙間なく覆われた建物は、美しいというより魔女の館みたいに気味がわるいので、今朝も汗びっしょりで、この夏、何回目かの蔦刈りをしました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る