第190話 底紅 🌸




 行く先々で木槿むくげの花が満開、道に散った花弁も含めて風情があります。


 底が紅色のものを「底紅そこべに」と呼ぶと、俳句を始めて初めて知りましたが、そのとき、あれ? と思ったのは、逆に底が紅でない木槿をほとんど見た記憶がないこと。


 

 底紅の咲く隣にもまなむすめ        後藤夜半


 底紅や黙つてあがる母の家         千葉皓史


 

 わたし的には、きれい過ぎる季語はイメージが強すぎ、作句はもうひとつ。(笑)

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