第103話 田植え ☀
今年初めてのアームカバー(娘からの贈り物)を付けて散歩に行ったカヨさんの目に飛びこんで来たのは、強烈な初夏の太陽が照らし出す、のびやかな田園風景。
内陸の山国といっても、カヨさんの住む地域は広大な平野なので、東の山並みも西の山並みも地平線と言っていいほど遠く、いまの季節は空との境も曖昧で……。
濛々と土埃をあげてトラクターが土起こしをしている田んぼ、水を張られてみて初めてその広さに気づく田んぼ、早々に田植えを終えた田んぼ……いろいろです。
延々と水田がつづく平野の一画の麦畑では、実りにはまだ間がある青い穂がツンツンと空に向かっていて、その青空にはちぎれ雲が浮かんでいる、まさに5月!☁
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