ヴァカのカンニングペーパー 第2話
ヴァカ男子高校生が、なんとしてもカンニングをしようと決意する。
カンニングペーパーを至るところに仕込みすぎて、無事に怪事件として学級閉鎖に。
とある霊媒師がそれを、学校で首吊りした十数年前の女子生徒の呪いが原因と言い出した。
冷笑していたヴァカだったが体調不良が続出、不戦勝によりどんどん上がっていくヴァカの成績、届きそうな志望校の推薦枠。
ヴァカはヴァカなので、推薦枠に甘んじることはどうしても嫌になった。
ヴァカが最も許せなかったのは、十数年前に自殺した大好きだった叔母の死を、霊媒師が利用したこと。
あの叔母さんが人に迷惑をかけるわけがない。あの霊媒師は偽だ。
霊媒師は普通に本物。
亡き叔母も割と性悪。
人に迷惑かけず清廉潔白なら、学校に残穢をたっぷりと残しません。
ヴァカがそれらの事実に気づくことは一生なく、悪霊となった叔母と自覚なく対峙する。
手には、彼なりに対策を考えて、無数に書き記したカンニングペーパー。
叔母が今更ながら化けて出たのは、彼女のいじめのきっかけはクラス単位のカンニングに加担しなかったから。
ヴァカのカンニングペーパーに励起してしまった。
悪いことは大事な人を傷つけるというお話。
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