｢おいっすー！｣

｢あら、元気ね｣

じゃんかば

｢今日は随分元気ね。テストそんな上手くいったの？｣

｢そういう訳でもないけど、二日間徹夜したから｣

｢深夜テンションなのね｣

｢テスト終わった後の天気はいつもより綺麗に見えるよな｣

｢今日は曇りよ。しっかりしなさい｣

｢空が眩しいぜ｣

｢それ目が疲れて見えてないのよ。ほら、目薬貸してあげるから使いなさい｣

｢サンキュー｣

｢うがぁかかぁあああああああ！！｣

｢どうしたのよ｣

｢目がぁぁぁああ！ㅤ溶けるぅぅうう！｣

｢そんなに？｣

｢俺スースーするタイプ苦手なんだよ！｣

｢知ってるけど｣

｢それを知っていて渡す花音は悪魔だ！｣

｢どちらかというと今は翼が悪魔っぽいよ。除霊されてるけど｣

｢目開かないんだけど｣

｢肩貸してあげるから頑張って歩きなさい｣

｢あ、何か眠くなってきた｣

｢家に帰るまでが期末テストよ｣

｢それは初耳｣

結局この後、目薬もう一発いれた。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい