小説

私は書き続ける 


未だ見ぬ誰かに手紙を書くように


この命が尽きるまで ゆびさきを走らせ続ける


筆の先の墨は 硬い鉛筆となり やがてカタカタと鳴るキーボードとなった


時代はうつろう けれど 書き手は 生まれ続ける


私もその中の一人にとけよう


いつか 私の体が 灰となって 消えるまで 


私は書き続ける

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る