透き通る闇
孤独を知った 真昼の天使よ
夜の森へ おいで
ここには 貴方を邪魔するものは いないから
透き通った闇だけが 辺りを覆っている
凛とつめたい その空気
手の甲にまとわりつき 頬を撫でる
震えないでおくれ どうか
どうか 怖がらないでおくれ
ここは大丈夫
ここにいれば大丈夫
貴方を否定する者はいないから
隠れてないで 出ておいで
さあ 手を繋ごう
辺りには 透き通った闇だけが ただひっそりと 漂っている
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