第39話働き蜂
「リー殿はダルヤまでの時間がかかり過ぎです。セルの領主と約束した時間に間に合いませんよ。無視したのかと国際問題になります。たださえ微妙なんですから」
「わかったよ。このまま馬車でユナを連れていってくるんだろ」
「大事な身代わりですからね。ユナさんがいなければうちの玉鈴がかわりですから」
ファンリーは顔をしかめた。
「駒は駒です。ないがしろにしろとゆう意味ではないですが感情を入れすぎないようにしてください」
「私もヨウ国にとったら駒のようなもの、まぁ蜂ですからは働き蜂ですかね」
フェイは軽く笑う。
「お前はそれでいいのか?」
「いいですよ。なにもない私が蜂になれ国に認められたらそれなりの地位をもらえるのですから、いいんですよ」
フェイは自分に言い聞かせている感じもあった。
「わたしはあとこの件が無事に終われば蜂ではなくなりますからね。後はユアン君がついでくれるのでしょ」
「あぁ、ユアンは蜂希望だ。家族が多くて養わなければならない存在が多いからな」
「とりあえず。先を急ぎましょう」
フェイは馬車に乗り馬車をすすめ始めた。ファンリーも馬にのりその後に続いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます