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    荊の淵への応援コメント

    はじめまして。幻想の里、怪奇の里へのご参加ありがとうございます。
    衝撃的でした。最初はゴツゴツした文章に読み難さを感じ、イメージ的にも焦点を定めきれずにいたのですが、気がつくと、いつの間にか問答の論理学的な面白さと、陶酔と官能の描写に惹き込まれていました。
    少年や手の人や荊の淵は何かの比喩というより、愛や罪たちが分化する以前の無意識下の何者かの象徴であるように響きました。
    手の人の「嗚呼、美しい人。私の内に住まう人。私を暴く人。どうか、怯えないで。どうか、逃げ出さないで。そして、貴方を愛してやまない、溢れんばかりの私の真心を受け取って。」と、少年の最後の「君と海を見に行きたかった。」の言葉がとりわけ深く印象に残りました。私には海と渚がまるで意識と無意識の境界線のように感じられます。
    生贄に捧げられる経緯を語るくだりは、必要だとはおもいますが、最少限の記述にとどめて頂きたい気がしました。

    作者からの返信

    初めまして。宇津喜十一と申します。素敵な企画を考えてくださり、ありがとうございます。
    お話のイメージとしては、混沌とした不条理な世界に生まれた純粋な友情と言った所です。台詞に関しては、どこか奇妙で納得出来るような出来ないような曖昧さを出していきたかったので、友未様の感想を嬉しく思います。海は理想郷ですね。美しく、汚れも罪もない場所。知らないからこそ一際美しく感じてしまう……。
    とても詳しく分析もしてくださって、作者としては嬉しい限りです。特に意識と無意識のお話は興味深い見方だと思いました。ご指摘頂いた箇所は、「私」に罪がないことを強調したかったのですが、自分でも少し引っかかる所がある箇所ですので、考えて修正していきたいと思います。
    応援コメント、レビューまで書いて頂けて、とてもありがたいです。読んでくださり、ありがとうございました。