第3話 挨拶

「や、やあ」

 俺はまだ、緊張している。心の準備が整っていない。

「さ、聡くん?」

 葵も緊張しているのだろうか。

「そ、そうだけど、葵?かな。」

(どう接すればいいのかわかんないー。)

 俺は今、ものすごーく混乱している。

 今にも倒れそうだ。

(あ、そうか、『挨拶』をしに来たんだった。)

「あ、あのー、6年ぶり?だね。」

「うん、そうだね。」

(どう挨拶すればいいんだよー)

「あー、まず今日は葵が準備とかで大変だろうし、

 また明日改めて挨拶に来るよ。」

「うん、わかった。」

(はー。よかった。なんとかできた。)

「じゃあね。」(葵)

「うん。」

 俺は、挨拶が終わると歩きながら、葵のことで頭いっぱいに考えていた。

 そして葵は俺のことをどう思っているのだろうか。

 今の葵の気持ちは俺にはわからない。


 葵はどのようなことを考えているのかな。

 翌日はどのような展開になるのだろう。

 これは次回のお楽しみ。次回も見てね。


 つづく

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