10万PV達成!ss

急いで作ったので誤字脱字がひどいかもしれません。


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「お待たせしました、結人さん。」


「大丈夫だよ、咲夜。それより珍しいね、咲夜が遅れるなんて・・・」


「す、すみません。結人さんの大切なお時間を使ってしまい・・・」


(・・・い、言えない。本当はもう少し早く着いていたのですが、私を待って下さっている結人さんがかっこよすぎてつい、とうさ・・・じゃなくて撮影していたなんて言えない・・・。)


「5分ぐらい気にしていないよ。」


「ありがとうございます、ところでどうですか?この服。」


そう言うとニコって微笑みながらくるりとその場で回る。

白を基調とした可愛らしいワンビース。

そして咲夜のトレンドカラーである赤色のベレー帽がよく似合っている。



「可愛いよ、それにとてもよく似合っているよ。」


「あ、ありがとうございます///。結人さんもその、とても似合ってますよ。」


「ありがと、それじゃあ行こっか。」


「はい///」


結人は咲夜に左手を差し出す。

すると咲夜はそれだけでは満足出来なかったのか、結人の腕に抱きついてきた。


婚約が決まったばかりの頃はかなり、恥ずかしかったが今はだいぶ慣れてきた。

だが、やっぱり今でも恥ずかしかった気持ちがある。


2人は顔を見合わせて微笑み合うと街を歩き始めた。





咲夜がどーしても行きたいって言ったのでまず最初にゲームセンターに来た。

もう一度言うが咲夜が・・・


「結人さん〜これやって見ませんか?」


咲夜が指を指したのはUFOキャッチャー。

魔法が発現した現代で、各地でカジノやゲームセンターなどが相次いで閉店した。理由はもちろん魔法による不正行為が急増したからだ。当時は魔法を無効化する手段は愚か、魔法を感知する事すら僅かな人間しかできなかったため、魔法に対する対抗策が全く無かったからだ。

しかし、そのおかげで魔法による戦闘が盛んになり、魔法の技術が発展したともいえている。


そして現在では魔法を感知するシステムなどがあるためカジノやゲームセンターなどは復活している。


今まで結人も咲夜も1度たりともやった事の無いものだ。そもそもゲームセンターすら入った事が無い。


「いいけど・・・どうやってやるの?これ・・・」


「ふふーん、私、この日のために調べて来たんですよ。まぁ私もやった事が無いんですけどね。まぁ見てて下さい!」


咲夜は両替機で1万円札を100円玉に替え、ポテチがゲットできる台に入れた。

大のポテチ好きである咲夜は早速ボタンを押す。


「頑張って、咲夜!」


「行きますよ~えい!」


卑怯なゲームを除いて咲夜が負ける事は有り得ない。

演算、予測、行動、判断、考察、コミュニケーションその全てにおいて超人的な才能を持った咲夜はこのような類のお遊戯において敗北する事はない。


「やったー。とりました!」


「やっぱりすごいねー。流石咲夜。」


「えへへ~。あ!結人さんこれ、これが欲しいです私。」


咲夜はまるで計算したかのような行動をとった。指さした先にあったのはカップル用のイルカのキーホルダー。

好きな人とお揃いで付けると二人は永遠に結ばれるらしい。


「いいけど、取れるかわかなかいよ?」


「大丈夫です!結人さんなら一発で取れますよ。」


「まぁやって見るよ。」


早速、結人も100円玉を入れてチャレンジする。

が、とれない。アームの位置は完璧だったが、何故かアームをすり抜けてしまった。


「え?結構いい所に行ったと思ったんだけどな・・・」


「どうやら確率機だったようですね。」


この確率機め・・・

忌々しい、結人さんの邪魔をするなんて・・・こーなったら私の分解魔法で・・・


咲夜の黒い部分が一瞬現れたが結人が急いで話しを進めた。


「確率機?何それ・・・」


「数回に一度しかアームに力が入らない台の事です。」


「なんか卑怯だね・・・えっとそれって対処法がない感じ?」


「大丈夫です、結人さん。私が魔法で・・・フフフ」


「いやそれはダメでしょう!」


確かに結人や咲夜の力もってすればセンサーに引っかからずに余裕で改変出来るが犯罪なので実行することはできない・・・


「仕方がないですね。資金はたくさんあります!頑張りましょう!」


「そーしよう!」


そして結人たちはチャレンジを続けた。


2回目、3回目・・・・・・7回目


「取れたー!」


「おめでとうございます!早速つけてみましょう!」


「うん、そうだね。」


2人はお揃いのキーホルダーをそれぞれのバックに付けた。

同じものを一緒に付けるだけで何と無くより一緒に居られる気分になれる。

流石咲夜が選んだものだ、センスがある。


「結人さん、次はあれやりましょう!というかやりたいです!」


「あれは・・・プリクラってやつだよね。」


「そ~ですよ、さ、入りましょう!もちろん恋人モードで行きましょう。」


「ま、まぁいいけど・・・」



咲夜に連れられて中に入る。入ったところまでは良かったが、使い方がよくわからない。

結人は早々に諦めて咲夜にやり方を尋ねることにした。


「さぁ結人さん、私に身を委ねて下さい///」


「まぁ言っていることは正しいんだけどね・・・その~別の意味がありそうな言い方止めてほしいんだけどな。」


「大丈夫ですよ、結人さん。悪いようにはしませんよ///」


「ま、まぁやってみるか・・・」



その後、手をつないでポーズをとったり、抱き合ったり、キスをしたりしてプリをとった。

今まで普通にできていたこともカメラの前となると緊張するものだ。

しかもその様子が目の前に映し出されるのだ。恥ずかしい以外の何でもない。

こういう時は素直に伝えるのが一番だろう。


「咲夜、綺麗だよ。」


「ありがとうございます、


呼び方が変わっている、その分咲夜も動揺したのだろうか。

少し恥ずかしかった。でも、その分咲夜の可愛い姿が見えるからプラスになっただろう。


やはり休日にこうして時間を忘れてゆったりとするのはいいものだ。



ただし、”咲夜と”が付くが。


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