第4話 大陸事情
漸く最初の一日目が終わろとしている
今俺はプレハブ内の自分のベットに寝ている
まさか雪の荒野のど真ん中で文化的生活が送れるとは驚きだ
俺の望みは金に困らず
この大陸を気儘に旅をし見聞を広める事だ
だが神眼の話しではそれ事態も結構厳しいらしい
それは第一に魔物が普通に存在する事
第二に盗賊が普通に存在しており
下手をすると普通に襲われ奴隷にされる事
第三に国自体がまともな国が少なく
兵士自体が半盗賊と云う事も多いらしい
神眼)『旅の途中で遭遇すると思いますが
村自体が盗賊の村だったり
小さな町自体が盗賊を正業とする者達だったりもします』
礼司)『それはそれで
メチャメチャ恐いぞ!』
神眼)『ただ見分ける方法も少しは有ります
概ね盗賊の村や町は
人族が支配している事が多いのです』
礼司)『なるほど
よく近隣の国々も放置してるもんだ』
神眼)『それはですね
国や領主自体が盗賊と癒着していたり
首領だったりする事も多いのです
比較的安心出来るのが辺境伯領ですね
彼等は武を重んじ不正を嫌いますし
獣人や亜人を受け入れる所も多いです』
礼司)『そうなのか』
神眼)『レイジ様は
先ず最初に商業ギルドや
冒険者ギルドに登録する事です
ギルドは独立した団体で
国の圧力には屈しません
敵対してしまうと信用を失い
撤退され経済的に破綻してしまいますから
かと言って
国や領主と癒着しているギルドの責任者も存在してる場合も多い様です
一概に信用する事は避けた方が良いですね』
礼司)『随分と凶暴で生きるのに難しい世界なんだな』
神眼)『先ずはギルドに登録してから
ランクを上げ捲る事
後は各国が主催する武道大会に参加し名を上げるとかでしょうか
それだけでも危険を充分回避出来る様になります』
礼司)『やっぱ
力が支配する世界なんだ』
神眼)『そうですね
AやSランクになると
貴族扱いする所も有る様ですが
AやSランクが一概に強いかと言われると
疑問な部分も有ります』
神眼の説明では
Sランクは一応レベル1200かららしいが
規定ランク以下の1000以下でもSランクの冒険者が存在するらしい
理由は簡単に云うと
高位冒険者が存在するギルドは格が上り
ギルド自体が仕事を得る為の一種のステータスにも成るからなのだそうだ
礼司)『そんな事をしてたら
低レベルのSランクが殺されてしまい
悪戯に消費されてしまうんじゃないの?』
神眼)『それは確かに有ると思います
過去にドラゴン討伐で
全滅してしまったSランクパーティが幾つも有るそうですから
なので今では大陸の全Sランクを集め
国軍と共同で討伐している様です
まあ〜それでもSランク冒険者の死者は出ている様ですが』
礼司)『じゃっドラゴンさえ斃してしまえば
俺自身の国からの支配は受け辛く
一目置かれると云う事だね?』
神眼)『そう云う事になりますが
創造神様の眷属のドラゴンもいますので
其処だけはご注意下さい』
そして神眼から明日以後の
魔物討伐予定の指示が出されたのだが
礼司)『ちょっと待て待て!
一体どうやって魔物を集めるの?』
神眼)『それは大丈夫です
所定の場所に到着し次第
トラップを仕掛けます
明後日になれば
結界の外側に集まっていますので』
神眼の予想では
ゴブリンが60体以上
コボルトが30体以上
オークが30体以上
森林狼が30体以上
ワーウルフが20体以上
オーガが20体以上
ミノタウロスが10体以上集まって来るらしいのだ
礼司)『何で数と種類が分かるんだよ!?』
神眼)『ハイ!それは大体分かります
或る一定数の種に対しレイジ様の匂いを撒き散らしておきましたので
大凡の見当は付きます』
礼司)『お前それって
俺を餌にしてっるて事じゃないか!』
神眼)『ハイ、その通りです
人間の匂いも充分な武器になります
その後魔物達を餌にする地竜がやって来る予定です
大凡ですが200体を釣り上げる心算で予定を組み上げました』
礼司)『それって武器ではなく
本格的な餌だよな』
どうやら神眼は俺の匂いを使い
魔物達を誘き寄せる心算りの様だ
理由は魔物達の血液を集める為だそうで
要は魔物達の血液を使い
ポーションを作製すると
高位ポーションの製造が可能で
高く売る事が出来るのだそうだ
そして高位ポーション結構高価らしく
Bランクからは
値段が極端に跳ね上がっていく様だ
Bランクから跳ね上がる原因は
聖ジャリスト教国がBランクポーションの独占販売を行なっており
ポーション師を独占しているからの様だ
要は隷属化させ強制的に製造させているとの噂も有るのだそうだ
因みに独占販売されているポーションは
Bマイナスポーションらしい
神眼)『各国夫々
高位ポーション師を抱えていますが
高位ポーションの販売を行なうと
ジャリスト教を
完全に敵に回す事になります
それまでにレベルアップを図りましょう』
礼司)『それは分かったけど
高位ポーション師とは何?』
神眼)『Dランク以上を作製出来る者を
高位ポーション師と呼んでいる様です』
礼司)『なるほど
大体分かったよ』
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◆ポーション買取り価格表
※時期により多少の変動有り
※貨幣の単位はエルで
貨幣価値1エルは日本円で約1円と想定
低級ポーション
H・・・・・5000
G・・・・・10000
F・・・・・25000
中級ポーション
E・・・・・50000
D・・・・・20万
C・・・・・100万
高級ポーション
B・・・・・1000万
A・・・・・1億からのオークション
S・・・・・10億からのオークション
超級ポーション
SS・・・・100億からのオークション
過去数度の取引実績有り
神話級ポーション
SSS・・・一千億からのオクと推定
過去取引実績無し
Gd・・・・このランクは未だ知られてはいない未知のポーション
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