第22話 ロントとペティ {{ペティ雑談}}
今日の夕食を買って家に着いたとき、一人の女が家の奥の部屋で
クッキーとお茶を嗜んでいた。
「ペティ、勝手に家に上がってあろうことか、ティータイムとは、、」
『いいじゃない、減るもんでもないし』
「いや、減ってるんだか」
『それよりかさ?買い物行って来たの?その袋』
ペティは人の話しを一蹴するとオレの買い物袋を指差した。
「なんだ飯をたかりに来たのか」
『ちゃんとしたものの食べてるかチェックしてあげるわ』
「そういうことにしておこうか」
『お、鍋焼きうどんじゃない。いいわねえ、暖まるわ。作ってあげるから、
お茶でも飲んでて』
チェックする人の言い草ではないが作ってくれるんなら、待っていよう。
暫く待っていると、ペティが熱々の鍋焼きうどんを鍋ごと運んできた。
「うわ、七味かけ過ぎじゃないか」
『何言ってるの、七味が無いとうどんとはよべないわ』
「それにしてもかけ過ぎだろう」
『これ位でいいのよ』
相変わらず独断専行するペティには振り回されるばかりだ。
それにしてもどうするんだこんなに七味をかけて。
オレが頑張って七味だらけの鍋焼きうどんを食べていると、
『んー、お腹いっぱい。』
「うわ、ペティまだ少ししか食べてないじゃないか、どうするんだこんなに
残って。オレ無理だぞ」
『ロント食べて』
「聞けって?!無理だから」
『あー、やっぱ七味は程々がいいわね』
「腹立つわ-!」
ペティに罰があたればいいのに。
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