第8話 ただのセフレ

「ケッケケェ〜……」


「うゥ、ン……🙄💦 このいやらしい笑い声は……」

 まさか。



 不審に思った僕は、すぐに笑い声のした方を確かめた。



「あ😳💦」息を飲んだ。

 見覚えのある男性が茶髪の派手な美少女と抱き合ってキスをしている。



「アッ、アキラ……」

 隣りでヒカリが、僕の腕を痛いほどギュッと掴んだ。



「う、うゥ…、そうだ❗❗」

 兄貴のアキラだ。間違いない。


 どうして海外へ行くと言っていた兄貴が、この横浜の八景島にいるのだろう。



「ン……😳💦」

 向こうも気づいたみたいだ。

 目を丸くして驚いている。



「や、やァ……、なんだ。ヒカリ!!

 お前もルーとデートかよ!!」

 兄貴はヒカリに睨まれ、よほど怖気おじけづいているのだろう。


 明らかに腰が引けたみたいだ。



「アキラ…… テメェ✨😠✨」

 ヒカリは鬼のような形相で兄貴に詰め寄った。



「いやいや、違うンだッてェ……😅💦

 バカだな。彼女はタダのセフレだよ」

 






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