第3話

ついにスタートした。


4月

友達がたくさんできた。

女の子が少ない学校で、女子のくせに女子に苦手意識がある私。

気の合う友達ができるかすごく不安だった。が、案外すぐに友達ができた。

YちゃんとIちゃんの2人と行動するようになった。


2人といる時の私は自然体で気を遣いすぎたり、心が壊れそうになることはなかった。

とても居心地が良かった。


そして、3人で同じ部活動に入部した。

私とIちゃんは中学校でそのスポーツをしていたから選手として、Yちゃんはスポーツは好きな方じゃなかったからマネージャーとして入部した。


3人できゃーきゃーいいながらする部活は楽しかった。

毎日毎日、よく飽きずにしたもんだ。

今じゃ考えられないなぁ……。


そんな平凡で幸せな生活を送っていた4月末。突然、私が男好き(漁ってるみたいな)という噂が流れはじめた。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る