心霊番組

ta-KC

第1話 プロローグ

N公園


「3.2.1・・・は~じりました~!!」

「おい!?おま!?ほんましばくぞ!!」

松本の入りに二宮はつっこむ

「おまえ、それホントまんま戯れ言のやつやん!?」

笑いながら和やかに始まるオープニング

となりでかおりんがニコニコとしている

松本は

「え~えええ~わかります、わかりますよ~」

松本のテンションは高い

「まぁ~な、わからなくもないけどな」

「そうなんです!?なんと今回はドルドルルルルル・・・じゃん!」

間をひとつおき

「北海道です!」

どや顔の松本

かおりんが拍手をしながら小さめに

「イエーイ」

と呟く

こーへいはそのようすをカメラで記録する

「そうやな、今日はしゃーないかもな」

二宮が言う

「来たいところやったし、今回はホントまさかのやからな~」

考え深げに話す

経緯から言うと

心霊番組ゼロのコンテンツのゼロ屋が思いの外好評をはくし資金ができたことで何かしら大きな企画でみんなにお返ししたいと、離れていてなかなか行く機会のない北海道に白羽の矢がたった

「そうなんですよ!ホントみなさんには感謝ですね!!」

松本のテンションあげ気味の声

「ほんまそうやな!みんなさんありがとうございます!」

二宮がカメラに向かい一礼

かおりんもとなりで

「ありがとうございます」

と一礼

演者の感謝の言葉が終わると松本は

「で!今回の北海道は札幌の心霊スポットに行きたいと思い最初はこのN公園にきました!!」

松本はルンルンと話す

「最初はって、いくつか行くんか?」

二宮は聞く

「はい!せっかくなのでいくつか行くつもりです!!」

「はぁ~普通の観光したいわ~」

松本の返事に二宮は不満気に答える

「まぁ~まぁ~楽しみはとっておいてレッツゴーですよ!!」

松本の声に

「「おー!!」」

かおりんとこーへいは答える

「で今回のこの公園のなのですが、公園内にため池がありましてそこで亡くなった方が霊として出てくるとか・・・また入り口の電話ボックスには霊と通話できるとのうわさがあります」

松本は説明する

「そんなや・・・で?今回も二つに分かれるんか?」

「はい!かおりん・こーへいペアと二宮・松本ペアでいきますぅ!!」

二宮の質問に松本は答える

「では行きますぅ!!」

松本は促す

カメラを止めてみんなに確認する

「では、かおりんとこーへいくんは電話ボックスの方に私たちはため池に行きます!」

「わかりました」

かおりんは返事する

それにこーへいは頷く

「二人ともなにかあったら連絡してくださいね!」

「はい、了解です」

こーへいは答えて二組は動き出した

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る