海水浴

                 波  背

                 下  の

               を  の  立

               ぬ  独  た

               ぎ  り  ぬ

               海  ぼ  深

               の  っ  み

               うし  ち  に

               ろ  を  あ

               へ  砂  る

               母  に  を

               を  聴  海

               去  く  と

               る     い

                     ふ







二句目)身を沈めた波下には、砂の触れ合う音ばかり。世界から忘れられ、独りぼっちになるのは、寂しくて新しい。


三句目)お母さん、さようなら。ぼく、ひとりで行かなくちゃ。もう二度と会えないね。浮き輪はここに置いて行くよ —— 巣立ちの風景でしょうか。それとも …

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