0

プロローグ

全ての人と分かり合うことは出来ない

これをフィクションだと笑うかもしれない

だけどどうしようもなく本当の事で

だから僕らはずっと精査し続ける


出来損ないの僕だから

考えが及ばない僕だから

色んな人が離れていった

気付けば僕自身すら見捨てた


それを悲しいと呼ぶのは勝手だ

そんなことは無いという同情は他人事

そんなことばかり積み重ねて

気付けば自尊心なんてあるわけねえ


そういう幕開けプロローグ

どうせ何も成せぬなら

せめて今日生きた証をと

崩れた積み木を飽きもせず積み上げる今日

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る