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晴曇空

プロローグ

全ての人と分かり合うことは出来ない

これをフィクションだと笑うかもしれない

だけどどうしようもなく本当の事で

だから僕らはずっと精査し続ける


出来損ないの僕だから

考えが及ばない僕だから

色んな人が離れていった

気付けば僕自身すら見捨てた


それを悲しいと呼ぶのは勝手だ

そんなことは無いという同情は他人事

そんなことばかり積み重ねて

気付けば自尊心なんてあるわけねえ


そういう幕開けプロローグ

どうせ何も成せぬなら

せめて今日生きた証をと

崩れた積み木を飽きもせず積み上げる今日

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