第4話 元気にがんばろう! 朝の巻

 さてさて、泣いても嘆いても何も変らないのが現実ってやつだ。

これは生きていても死んでいても同じだな。

当たり前か。


 だからいつもどおり、地縛霊として元気に(?)過ごしてやる。

「♪毎日毎日 オイラは(鉄板ならぬ)公園の~ 

  中に閉じられ 嫌になっちゃうよ!」

ってね。


[またまた古い曲を歌ってますね。もうアラフ〇〇ですね♪]


 やかましや!

たまたま知ってたから替え歌にして歌っただけだ。

あと、俺は現在も23歳のつもりだよ!


 とにかく、公園でどう過ごそうか?

ホントそれだけ考えて毎日過ごしているな。


 さて、今日も晴れて気持ちのいい朝だ。

まずは最近の朝の日課からだな。犬に挨拶をするんだ。

公園沿いの家で買われている犬で、「バク」と名がつけられてる。

おもろい名だよな。


 この犬は数年前買われてきたボクサー犬種だ。

そして、唯一俺の事がちゃんと存在でもある。


 その証拠に、こうして近づくと・・・・

「バウ!バウバウバウ!!」

ほら、すぐ気づいて俺のいる空中に向かって吼えてくる。

嬉しいのかしっぽもぶんぶん振ってるし、飛び跳ねるように吼える。


 更に俺は、バクに向かって右手を伸ばし指をくるくる回す。 


 すると・・・・


「バウバウバウバウ!」


 何故かバク自身もくるくる回りながら吼えてくるんだ。

おもしろいよな!


 その姿がなんとも微笑ましくてすっごい楽しい。

朝以外でも、暇な時はよくバクをかまっている事が多いんだ。


 犬は霊感が強いって漫画で読んだ事があるけど、その通りなのかもな。

バク、お座り!

「バウ!」

霊だから声なんて出てないのに、俺がそう言うとちゃんとお座りする。

天才霊感犬かお前は!

「バウッ」ともう一度吼えくるバク。

なんか、ニヤリと笑った気がしたのは気のせいだよな?


 また、天気の良い朝だと近くに住んでると思うお姉さんが・・・・

おっ、いいタイミングで早速来た!

なかなか美人のお姉さんが、いつもランニングでここを通るんだ。


 そしてこのお姉さん、胸が大きい!見た目の大きさではGカップはあると見た。


 そのお姉さんがランニングすると・・・・

そう、当然その大きいお胸様が弾む!揺れる!たわわ!(?)


 ホンマええ眺めや!と、何故か関西弁で感動を語る俺。


 メロン・・・・じゃなく無論彼女が公園を出るまで一部も離れず、間近で爆見させてもらう。

霊ならではの特権だぜ!


 唯一の無念と言えば・・・・


 もちろん「揉めないこと」だ、ちくしょう。

この巨乳を揉みもみしてぇーーー!



 あとこのお姉さん、いつもスパッツなんだ。

たまにでいい。短いスカートでランニングしてくれないかなぁ。


 弾む胸!翻るスカート!そこからたまにチラリと見える・・・・

うーん、想像しただけでいろいろこう心にグッとくるものがあるな!


[ミニスカート履いてランニングなんてするワケないじゃないですか。

 本当にスケベですね♪]


 わかってるわ! んなこと。

ちょっと願望を言ってみただけだ。




 俺の楽しい妄想タイムを邪魔すんじゃないやい!




**********

=作者あとがき=


作者の獰猛死神です。読んで頂いてありがとうございます。


「犬が霊感~」の漫画とは「GS美〇」の事です。

未だに全冊持ってます。


作者はチキン野郎ですので、誹謗の類はご遠慮下さい。

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