銃を構える

銃を構えた。


その先にあるものを想像する。

ほんのわずかな時間だが、走馬灯のように今までのことが脳内をよぎる。


一瞬ひるんだが覚悟を決めなければならない。この手で引き金を引くんだ。迷うな。


パァンと音がした。


数メートル先には俺が持っていたはずの銃。

失敗した。


今日も俺は生き続けなければならない。

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