秋のカタツムリ
朝方目が覚めると、隣には丸く体を曲げた君の姿が目に映った。
きっと寒いのだろう。タオルケット1枚を、首から足まで巻きつけるようにしている。
だから昨日言ったのだ、もう暑い日は終わったと。
夏の終わりを認めず、秋の到来に反抗する姿も愛おしく、ぼくはやれやれと彼女に毛布をかけるのだった。
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