明日世界が終わる話

「明日世界が終わるとしたら君は何をしたい?」


突然問われた。しかも相手は大して話したことないクラスメイト。

だがその一方で、想いを寄せている相手でもあった。


「そんなの急に言われたって、分かんないよ。」


突然すぎるあまり早口で答えては、


「そっちこそ、何すんだよ。」


と、問い返す。


「内緒。その時が来たら教えてあげる」


その答えのない回答に、心臓が激しく動いていたことだけを覚えている。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る