Teen age love

薫ノ

第1話

制服姿がとびっきり似合う清楚で可愛い後輩が現れた。擦れてない。蕾。

共通の友人にその事を話し。その子の連絡先を教えてもらった。連絡し会う約束を取り付けた。彼女にしたら、呼び出されたと思ってるだろう。

そして当日、現れたのはその子ではなく、別の後輩だった。正直に「間違った。」とは言えず。少し喫茶店で取り留めのない会話を交わした。無下に出来なかった。成り行きで、勢い余って私の住むアパートまで一緒に帰って来てしまった。何故か知らないが彼女は心の準備ができていた。私は全く期待はしてなかった。

「私、初めてなの。」と言う。少し心配になった。「私も初めては初めてです。」とは言えず。困った。優しく少し入れてみた。痛いと言うので中止した。「明日また来ます。」と去ってた。次の日、本当に又来た。芯の強い子だ。バスタオルをシーツの上に二重にした。事なきを得て、行為は成功した。それから私たちは俗に言うカップルとなった。街中でもキスしたり、ハグして踊ったりもはやバカップルであった。

彼女は当時高校三年生だったくらいだろう。フランス帰りのお嬢様だった。非常に育ちの良い子で、何しても卒なくできたこれまでに見た事ないしっかりした性格であった。両親とも医者で新宿区住まいであると話してた。私は新宿は繁華街のイメージしかなく、「え!そんなとこにに住んでるの?」と想像できなかった。彼女の家に招待されて、自分の無知を知った。新宿区は広い。住宅街もある。緑もスーパーも普通に過ごし易い街だった。私たちは双方の家を行き来したり、時々街にデートで出かけたりしてた。

彼女が余りにも性格が良いので「親の顔が見たいわ〜。」と言った。(後で知ったがこの表現は実は躾がなってないから親の顔が見たいと言う諺である。)私は額面通り言ったつもりだった。そして彼女と次に会った時に「これ見てください。」と丁寧に封筒を渡してくれた。そっと開けたらご両親の写真が数枚入ってた。色んな意味違う。私の失礼な物言いに対して彼女も額面通り受け取り、それ以上に行動を返してきた。結果、柔かなご両親のお姿を見る事となった。

彼女はマンションの一室に3人姉妹で暮らしていた。同じ階にご両親の別室があり、食事などはそこでしてた。

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