横丁の魅力
横丁には独特の魅力が詰まっている。
陽のあるうちに足を運んでも、ただの寂れた街、どころかゴミや飲んだくれが転がっている、近寄りがたいところでしかないが、闇に包まれてから本領を発揮する。ギラギラ光るネオンでなく、ぼやーっとした看板の明かりや、肉を焼く匂いや酒の香りにふらふらついていくと、まるで千と千尋の神隠しの世界のように、異世界へと誘われるのである。
一年後になるか、それとももっと長いのか分からないが、堂々と飲めるようになったら、鈴なり横丁にいってみたいものである。
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