第6話


 社会が私を厳しく照らす。


 それでも、我武者羅に進むのだ。


 やれば、前に進めるのだ。


 進むだけ、希望が膨らんでいくのだ。


 怒りも悲しみも新鮮だ。


 誰かと話せて、ダイヤの雫が生まれるのだ。


 瞳から、いくつもの宝石が落ちるのだ。


 誰かと話せて嬉しいのだ。


 心が叫んで、笑っている。


 外はこんなにも、輝きを放っているのだと。


 私は、今、生きていると。

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