【詩集】感情の花びら

歩朧

1篇 儚い夢 *

*.:。✿*゚¨゚✎・✿.。.:*


はらはらと降る雪を

ぼーっと仰ぎ見る


顔にかかった雪が

熱で儚く消え

水滴になりこぼれ落ちる


自分なりに

頑張ったのにな…


真っ白なため息と

共に出る消えそうな一言


消えた雪の水滴が

目尻から流れる涙と混ざり

流れ落ちる


確かにあった幸せな日々

夢のようなひと時

それは

儚く消え、今は遥か遠く

雪の冷たさだけが

私を現実に引き戻す


*.:。✿*゚¨゚✎・✿.。.:*




・2021.1.2

・優しい言の葉 @Mugendai320

 #優しい言の葉 お題『儚い夢』

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