第74話- 白線

白線を越えてくる人は居ないだろうと思うからこんなスピードで走れるんだ、もし誰かが越えてきたら絶対に避けられないとわかっている。


時折不安になってアクセルを緩めてしまう。


標識通りの安全運転、

対向車のライトが眩しくて思わずブレーキ、


対向車が目前をすり抜け反対側に落ちていった。

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