第55話- 蜘蛛の糸

とある自殺で有名な森の中、少女は枝から糸が下がっているのに気がついた。


木霊が囁く、

これを使って、好きな様に


少女は少し考えてその糸を受け取った。


キラキラ輝く蜘蛛の糸、首に巻こうかどうしようか


フッと思い付いた様に、少女は一人綾取りをしながら、森の小道を帰っていった。

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