140字小説

紗里菜

第1話 信号

いつの日も赤で渡る信号がありました。


滅多めったに車が来ないからとみんなして、渡っている信号でした。


ところが、ある日不運なことにたまに来た車に小学生の男の子が跳ねられてしまいました。


 両親は車の運転手を責めましたが、悪いのは一人だけでしょうか?


 そして、今日もまた人々は赤で渡っています。



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