幸せの貯め方

@sayakuma

第1話 土曜日の朝

土曜日の朝は8時半に起きてコーヒーを淹れて大好きなクロワッサンと緑いっぱいのサラダ、スクランブルエッグも作りスープにフルーツを朝食に。

映画ランキングやら旅行情報のテレビを観ながらゆっくりとした時間を過ごす。


そしてその後、お風呂を沸かし朝風呂へ。


そうした週末を実家で送っていた私は結婚をした現在は・・・


12時過ぎにパチりと目が覚める。

隣を見るとまだ寝ている旦那さん。


私もそれを見て安心して二度寝へと落ちる。


そして13時ごろにようやく起きる。


「おはよう、お腹すいた?」


旦那さんはもう起きていたのか、私を腕前したままもう片手でスマホをいじりながらそう聞く。


休日は毎回そうだ。


寝起き早々に「お腹すいた?」と、優しい声で聞いてくれる。


「おはよう、お腹すいた〜。」

と、言えば、

「よし!じゃあ作るね!」

と、言ってキッチンへ消えていく。


「おはよう、まだお腹空かないかな。」

と、言えば、

「お腹空いたら言ってね!」

と、待っててくれる。


本人は朝起きたら直後からお腹がすぐ空く体質だが私はその日のコンディションによって違うためいつも私のお腹の空き具合に合わせてくれる。


そう、この会話だけでもわかる通り、ものすごく優しい旦那さん。


そして私はどんどんナマケモノになっていっている。


2人暮らしを始めた当初は、金曜日にパンやら野菜やらを買い、アラームをかけて寝て、土曜日は朝ごはんの準備をしていた。


しかし、

「無理に起きなくて良いんだよ。出来る方がすれば良いんだから。」

と、言ってくれる旦那さんに甘えてしまい最近ではこんなのんびりすぎる週末を送っている。


あぁ〜。朝から料理を作らなくて良いなんて、頑張らないってこんなにも楽なことなのか。と思うときもあるし、気分転換に料理を作りたいときはルンルンな気分で作れる。


旦那のおかげで私は料理をストレスに感じたことはなく、好きになれたのだからありがたい。


土曜日の朝一から幸せをチャージ。


だけど、私たちにはルールがある。

このルールを守っていなかったらきっと今の私たちの関係はないのだろう。

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