四月十二日(土)
今日は買い物に出かけた。気分は変に落ち着いていて、憂鬱な感じがした1日だった。
新しい筆箱と、単行本を買いに地元のショッピングモールに行った。
僕は結構本を読むのが好きで、電車に乗っている時はほとんど単行本を読んでいるか、窓の外を眺めている。だから月に何冊かよむ本を選ぶこの時は、僕にとって至福のひと時で、それこそ憂鬱な気分の日にわざわざショッピングモールに出かけようと思えるくらいには、幸せな時間だ。
今日はG. ガルシア=マルケスの、『予告された殺人の記録』という本を買った。
本の裏表紙の「予告されていながら起こってしまった殺人」という言葉がきに強く惹かれた。分かっていたのに止められなかった殺人、その言葉を聞いて僕はキティ・ジェノヴィーズ事件がすぐさま頭の中に浮かんだ。傍観者効果。
蓋を開けたらどんな話が僕を待っているのだろうか。短い小説だから、早く読みきりたい。
どうしてだろう。僕は昔から、ある種人間としての残虐性を感じる話に、心が惹かれる。人間らしさがあるからかな。好きな本の傾向から、自己分析できるかもしれない。
それはそれで面白いと思う。
けれども、今日はたくさん出かけていて疲れたからもう寝る。
おやすみ。
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