第61話 さこゼロさん作


気が付くとそこは、サクタの部屋だった。


そしてちゃぶ台の上に腰掛け、テレビを観ている銀髪灼眼の美少女の姿が目に入る。


「起きたようじゃの」


「あ…魔王っ⁉︎」


あまりの衝撃にサクタは跳ね起きた。


「な、なんで、ここに…?」


「ここに居ればネコのカレーが食えると聞いての、待っておった」


そう言って魔王は、クスリと可愛く微笑んだ。

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