詩を詩おう

息を吐くだけじゃ声は出ないよ

喉を使ってあーって言って

最初はお喋りする感じでも大丈夫

声が震えそうになったら休もうか


いっぱい出せるようになったなら

今度はながーく伸ばしてみよう

最初は続かなくても大丈夫

喉が痛くなったら休もうか


音階なんて考えないで

タイミングなんて気にしないで

君の好きに歌えばいい

スーパーで流れていたあの曲や

お気に入りのアニメが始まる前の曲


春が始まる芽吹く音

夏がおとずれる光の音

秋がせまる実りの音

冬が終わる雪の音

この世界は毎日音であふれているから

その音をよく聞いて

口ずさんでごらん


観客はただ一人

だから何も恥ずかしくないよ

だからどうか声を聴かせて


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