なんか異世界?的な所?に来たんだけど
冷凍パンダ
涙の数だけ強くなれるカラ・・・
ケンジに振られた・・・
あんなにも好きだったのに・・・
昼間の時間、あたしは泣いていた。地元の公園で。
マヂ無理・・・泣き顔をスノーで撮ってインスタに乗せた
いい感じに盛れた
ハッシュタグもつけた。
#マヂ泣ける
#空っぽなぁたし
#悲しぃ
いいねが2件ついた。
いつもわいいねがつくと嬉しいのに今日は嬉しくなぃ・・・だって、失恋したから・・・
「はぁ・・・マヂ悲しい⤵」
あたしはガチ凹みしてた
なんでかっていうとケンジはあたしを振ったから
学校での出来事を思い返していた
~~~
2時間目の昼休み、あたしはケンジの教室へ行った
ケンジは英語の単語帳見てる
英検の4級を取るって言ってた
ケンジ勉強するなんて頭いい。絶対東大に入れる
あたしはケンジに言った
「ケンジ、あたし、高校卒業したらケンジのお嫁さんになりたい」
「俺勉強で忙しいからその話後でいい?」
「ぅそ・・・」
あたしはショックのあまり倒れた。
気が付けば保健室に居た。
あたしの傍にはケンジはいなかった・・・
いたのは担任の山口・・・
ケンジぢゃない・・・最悪・・・あたしわ泣ぃた。
「おい、福田。お前倒れたらしいな」
「先生には関係ない・・・あたし、振られたんだ」
「これで6回目だな。いい加減諦めたらどうだ」
「あたしは好きって気持ちを諦められない」
「先生は止めないが知らんぞ」
「勝手にして。あたしケンジと結婚するから!」
そう言ってあたしはベッドを降りて保健室を走り去った。
「お前元気じゃないか!次の授業出ろよ!」
背後から山口の声がしたけどその場のノリで帰った。
~~~
そんなわけで公園で激ヘコみしてた・・・マヂ悲しい・・・
へこんでたらお腹もすいてきた・・・
悲しいのにお腹すくなんて理不尽だょ・・・
理不尽なので家に帰ることにした
「あー、ママご飯何かなー」
昨日のご飯はからあげだったかな?
「あ、それは今日の昼ごはんだったウケる」
じわってウケてたら元気出てきた
元気出てきたら走りたくなってきた!
「よっしゃ、走ろ!」
あたしは足を精いっぱい踏み出して道路に出た。
出た瞬間、トラックが目の前にあった。
ビビる運ちゃん!あたしもビビった!
やべ、避けなきゃ!
こう見えても運動得意だったりする
足だけは速いって言われてたし
ドッカーーーーーーーーン
うわ!痛!
あたしは高速移動をしようとしたけど間に合わなかった
トラック早すぎじゃない?もっとゆっくり走ってよ
あたしはトラックに引かれて空を飛びながらそう考えていた
死ぬのかな、これ、やば
空が青い。マヂ綺麗。インスタに載せたい
スマホのカメラを出す間もなくあたしはコンクリートにぶつかった。
バーーン!!!
うわ痛!!
意識がどっかいった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます